自己申告制度とは

自己申告制度は、社員が異動希望などを会社に申告する制度です。上司と本人のコミュニケーションの活性化と、社員の異動希望などの情報を収集することがねらいです。

自己申告制度運用のポイント

収集する情報

自己申告シートを使って、社員から次のような情報を集めます。

・現在の職務の内容
・異動希望
・今の強み・弱み
・今後の能力開発、キャリアプラン
・健康や家族の状況
・自由記入

上司を経由する場合の注意点

異動希望が出ると、上司としてはそれを撤回させたくなるものです。優秀な部下であるほど、そういう気持ちになるでしょう。
また、部下が上司に遠慮して本音を書かないこともあります。
こうした点を考慮して、上司を経由しないという運用にしたり、自己申告制度とは別に社員の異動希望調査や意識調査を実施することもあります。

情報公開

社員の自己申告情報の公開については、次の2つの方法があります。

 1)部長以上など一定階層以上に公開する
 2)人事部など特定の部署以外は非公開

人事異動が現場のライン主導で行われているのなら1)、人事部主導なら2)になります。

希望の実現性

異動希望を出しても、希望が全然実現しないという状態が続くと、社員の間にマンネリ感が出て、制度が形骸化します。希望をすべて叶えるのは不可能ですが、それなりの実現度は必要です。

人材マネジメント施策のご相談をお受けします

「ご相談、お問い合わせはこちらから」

会社が成長していくうえで人材マネジメントは重要なポイントになります。
ヒューマンキャピタルは豊富な経験と専門性を元に、丁寧なヒアリングと綿密なミーティングをもってクライアント様に最適な人材マネジメント施策をアドバイスをさせていただきます。
ぜひ一度、ご相談ください。