就業規則の実際(36)~退職、解雇(1)

就業規則作成講座、今回から数回に渡って、労働契約の終了、すなわち、退職、解雇、契約期間終了についてお話していきます。

 

労働契約の終了には3種類ある

労働契約の終了とは、何らかの理由で従業員が会社を辞めることを指します。
これには様々なパターンがありますが、分類すると次の3つになります。

1)退職
2)解雇
3)契約期間満了

退職とは、次のような形で労働契約を終了させることをいいます。
・会社と働く人が合意の上で労働契約を終了させる
・定年などあらかじめ決められた条件を満たしたために労働契約を終了させる

一方、解雇とは、会社側の意思で一方的に労働契約を終了させることをいいます。

契約期間満了とは、期間の定めのある労働契約(有期労働契約)を結んでいる場合の、労働契約期間が到来し、雇用関係が終了することです。

 

退職、解雇の主なパターン


<退職>
・合意退職(労働者の退職願を会社が受理した場合など、双方合意の上での退職)
・無断退職(労働者の一方的な退職)
・有期雇用契約者の契約期間満了
・休職期間満了
・定年退職
・死亡・行方不明

<解雇>
・普通解雇(勤務成績不良などやむを得ない事由による解雇)
・整理解雇(経営上の事由による解雇)
・懲戒解雇(懲戒処分としての解雇)
・諭旨解雇(懲戒処分だが、懲戒解雇より軽い場合の解雇)
・有期雇用契約の更新を繰り返している労働者に対する契約更新拒否
・試用期間中または試用期間満了後の本採用拒否
・採用内定取消


◆解雇には様々な制約がある

退職も解雇も、労働契約の終了という点では同じですが、法律上の扱いはまったく異なります。法律や判例は解雇を厳しく制限しています。

労働契約を終了させるということは、会社、働く人双方にとって重要なことですが、特に働く人にとっては、最大の収入の道がなくなるわけですから、ひときわ重大な意味をもちます。

そのため、法律、判例は、解雇について様々な条件を課しています。

 

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2019年01月31日