就業規則の実際(18)~労働時間、休日、休暇(1)

労働時間の始点と終点

労働時間はどこからどこまでか?
分かりきっているようで、意外とはっきりしないのがこの点です。

たとえば、始業時刻前の準備や、業務終了後の後片付けは、労働時間に入るのか入らないのか?
着替えや身支度は?


判例や行政解釈などからは、次のよ点が判断基準になると言えます。

・使用者の命令があるか
・法令で義務づけられているか
・黙示的な命令があるか
・当該作業を行うために必然的なものか
・当該作業を行うに際して通常必要とされるものか


労働者には、業務に必要な状態で労務を提供する義務があります。
たとえば、自宅でスーツを着用する時間は、労働時間にはなりません。
したがって、会社に着いてから制服に着替える、安全靴・ヘルメットを着用する、机の上を整理するなどの準備作業は、労働時間とはなりません。
しかし、こうした準備作業が会社の指揮命令下に、集団的組織的に行われる場合は、労働時間となります。

 

就業規則に明記する

現実の場面では、労働時間に入るかどうか、判断に迷うことも少なくありません。
こうした混乱を避けるために、就業規則に労働時間の定義をしておくことをお勧めします。

 

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2019年01月10日