メンタルヘルスと就業規則⑦~休職からの復帰を希望したが、なかなか認められない③

◆あなたがAさんなら

会社を辞めたくない、何とか復職したいというAさんの気持ちは十分理解できます。
診断書をつけて復職願いを出しているのに、なかなか認めてくれない会社に不信感を持っているかもしれません。

あるいは、「業績が苦しくなっているようだし、会社は自分を辞めさせたいのではないか」、「自分は会社の厄介者になっているのかもしれない」などと、いろいろな思いが頭の中をめぐっているのかもしれません。

辛いとは思いますが、ここはあれこれ考えないようにするのがいいように思います。
会社がすぐに判断をしないのは、本当は治っていないのに復職させて病状が悪化したり、再発してしまってはならないと考えているからだと思われます。
そこを理解しましょう。

また、「そうこうしているうちに、休職期間満了が過ぎてしまう」という点ですが、復職願いを出してから、会社が可否を判断する前に休職期間が満了してしまっても、退職とすることはできないとされていますから、その点は心配いりません。

会社が判断に迷っているようであれば、「リハビリ出社」をあなたの方から申し出るという方法もあり得ます。
そして、あなたが会社に来ても問題ないこと、言動にも問題ないことを上司や職場の同僚に示せば、復職判断にプラス材料となるでしょう。

このようなリハビリ出社やリハビリ勤務を制度化している会社もあります。
Aさんの会社はどうか、確認してみる必要はあります。

以上、Aさんが取るべき行動を述べましたが、根本的には健康第一です。
Aさんは本当に治っているのでしょうか?
もちろんこれは、専門家が判断することですが、Aさん自身も、以前のように業務に就いても大丈夫と確信を持って言えるかどうか、よく考える必要はあります。
無理をして病状を悪化させるようなことになってしまっては元も子もありませんから。

 

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2020年01月21日