メンタルヘルスと就業規則⑥~休職からの復帰を希望したが、なかなか認められない②

会社は復職についてどう規定しているか

休職と同じく、復職についても、次のように就業規則に定めがあります。

(復職)
第○条 休職期間中に本人が業務復帰可能を証する主治医の診断書と所定の復職願いを提出し、会社が復職可能と判断した場合、復職とする。
 会社は必要に応じ社員に、会社が指定する医師の診察の受診を命じ、または主治医、会社指定医から状況を確認することができる。社員は正当な理由なくこれを拒むことはできない。

2.復職した場合、原則として元の業務に復帰させる。但し、事情によって他の業務に就かせることがある。
この例ですと、休職中の人が復職するためには、次の3つの要件を満たす必要があります。どの会社でも一般に見られる内容です。
①業務復帰可能を証する主治医の診断書を会社に提出すること
②復職願いを会社に提出すること
③会社が復職可能と判断すること

このように、復職を判断するのはあくまでも会社です。主治医ではありません。
なぜなら、主治医は会社の業務内容や業務実態を把握しているわけではないからです。

もちろん、会社は主治医の判断を尊重しなくてはなりません。
主治医が「業務復帰可能」としているにもかかわらず、それを全く無視して復職を認めないというわけにはいきません。

そのため、主治医の「業務復帰可能」という判断に疑問を抱いたら、会社は、本人の同意の上で主治医に話を聞いたり、会社の産業医など別の医師の診断を受けさせるなどの手を打ち、判断を下すわけです。

 

◆◆働く人のための就業規則講座目次はこちらです◆◆

2020年01月16日