正社員登用制度の考え方

正社員登用制度のメリット・デメリット

正社員登用制度には、次のような人材を確保できるというメリットがあります。

・実績がある人材
・能力やパーソナリティを把握している人材
・社内の組織や業務の流れを理解している人材

また、働く人にとっては、その会社が自分に向いているかどうか、長く働きたい会社かどうかを有期契約・パート等として勤務している間に判断できるというメリットがあります。

デメリットは、雇用の流動性がなくなるという点です。
正社員は、「期間の定めのない雇用」となりますので、柔軟な雇用調整は難しくなります。
そのため、後述の「人材ポートフォリオ戦略」の中で、適切な雇用比率を考える必要があります。

また、正社員に登用されなかった人のモラールダウンや、登用された人とされなかった人との人間関係の悪化といった、労務管理上の問題を引き起こす可能性があります。
この点は会社として十分な配慮が必要です。

 

人材ポートフォリオ戦略

会社にはどのような人材を、どれぐらい揃えればいいのかを表すのが「人材ポートフォリオ」です。

人材ポートフォリオは2つの軸で考えると整理しやすくなります。

ひとつは知識や技能の特殊性、もうひとつは知識や技能のレベルです。

この2軸を使ったマトリクス図を作ると、4つの象限ができます。
それぞれの象限に、次の人材活用形態をマッピングすれば、人材ポートフォリオの枠組みができ上がります。

a.長期雇用社員(いわゆる正社員)
b.プロフェッショナル型契約社員
c.アシスタント型契約社員
d.パートタイマー、アルバイト
e.プロフェッショナル型派遣社員
f.一般職型派遣社員
g.プロフェッショナル型アウトソーサー(請負)
h.作業請負型アウトソーサー

自社業務の分析を通して、各業務と4象限の関係を明確にします。

次に、業務遂行に必要な人員を見積もれば、活用形態ごとの最適人員、そして現実の業務と人員配置のマッチングの状況を明らかにすることができます。

 

 

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2020年01月07日