医療費が高額になったとき(5)

健康保険の高額療養費の世帯合算は、同じ世帯、すなわち、被保険者とその被扶養者です。

被保険者本人が療養を受けていなくても、複数の被扶養者が療養を受けていれば、世帯合算の対象になります。

このように、世帯合算は被保険者とその被扶養者が単位となりますので、夫婦共働きで両方とも被保険者になっている場合などは、その夫婦は世帯合算の対象になりません。

また、合算できる自己負担額は、21,000円以上のものに限られます。(70歳未満)。

自己負担額は医療機関ごとに計算します。同じ医療機関であっても、医科入院、医科外来、歯科入院、歯科外来にわけて計算します。

医療機関から交付された処方せんにより調剤薬局で調剤を受けた場合は、薬局で支払った自己負担額を処方せんを交付した医療機関に含めて計算します。

<計算例>
被保険者本人と被扶養者それそれの1ヶ月の医療費がそれぞれ100万円(自己負担額それぞれ30万円)、標準報酬月額が28万円~50万円の場合

・自己負担限度額:80,100円+((100万円+100万円)-267,000円)×1%=100,100円
・高額療養費:(30万円+30万円)-100,100円=499,900円

 

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2019年11月29日