年次有給休暇をめぐるトラブルと就業規則③~有給休暇の取得理由を偽ってしまったが…③

◆あなたがAさんなら

「気が引ける」というあなたの気持ちも分かります。
でも、虚偽の申請はしない方がいいと筆者は考えます。
それぐらいなら、理由を言わない・書かない方がいいです。

法律論で言えば、前述の通り、理由が虚偽であっても年次有給休暇の取得は権利として認められます。
しかし、現実の職場で法律論を振りかざしていても、実があるとは思えません。
今回の件は、なぜそのようなことをしたのかを率直に話すのがいいのではないでしょうか。

それでも上司がかたくなに無断欠勤にすると言い張ったら、人事部や外部の専門家に相談して対応するのがいいでしょう。無断欠勤にはできませんので。

もうひとつ、重要なのは、今回の件で、上司はあなたの言動に不信感を抱いているということです。
あなたはそれを払拭することに全力を上げるべきでしょう。

年休を取ることに何か引け目を感じているのであれば、取得する必要が出た時点で早めに上司に話すことをお勧めします。

本来はそこまでしなくても、就業規則の定め(事前に申請する、○日前までに申請する、など)に則ればいいのですが、年休を取るのに罪悪感を感じるのなら、精神安定上、そのようにするのがいいでしょう。

 

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2019年11月22日