社員が業務災害、通勤災害にあったとき(12)遺族補償給付(1)

労災保険給付のお話し、次はご本人が不幸にして死亡し、遺族が残された場合の、遺族補償給付です。

遺族補償給付には、遺族補償年金と遺族補償一時金の2つがあります。

◆遺族補償年金

遺族であれば誰でも受給できるわけではありません。
年金の受給資格及び順位は次の通りです。

(1) 妻又は60歳以上若しくは一定の障害の夫
(2) 18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子又は一定障害の子
(3) 60歳以上又は一定障害の父母
(4) 18歳に達する以後の最初の3月31日までの間にある孫又は一定障害の孫
(5) 60歳以上又は一定障害の祖父母
(6) 18歳に達する以後の最初の3月31日までの間にある兄弟姉妹若しくは60歳以上の又は一定障害の兄弟姉妹
(7) 55歳以上60歳未満の夫
(8) 55歳以上60歳未満の父母
(9) 55歳以上60歳未満の祖父母
(10) 55歳以上60歳未満の兄弟姉妹

このうち、現実に年金の受給権を得る「受給権者」は、上記の受給資格者のうち、最先順位にある人になります。

受給権者が複数いる場合は、等分して支給されます。

最先順位者が死亡、再婚等で受給権を失えば(これを失権といいます)、次の順位の人が受給権者となります。
これを「転給」といいます。

 

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2019年11月05日