パワハラ防止講座⑩~どんな行為がパワハラになるのか②

「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会報告書」を元に、何がパワハラになるのか、その概念をみています。

報告書はパワハラを、以下の①から③までの要素のいずれも満たすものを職場のパワーハラスメントの概念として整理しています。

①優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
②業務の適正な範囲を超えて行われること
③身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること

 

◆優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること

この要素について報告書は、「「当該行為を受ける労働者が行為者に対して抵抗又は拒絶することができない蓋然性が高い関係に基づいて行われること」を意味する「優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること」とすることが考えられる。」としています。

抵抗できない、従わざるを得ない状況に置かれているということですね。

そして、この要素に当てはまる主な例として、次のような行為を上げています「。

・職務上の地位が上位の者による行為
・同僚又は部下による行為で、当該行為を行う者が業務上必要な知識や豊富な経験を有しており、当該者の協力を得なければ業務の円滑な遂行を行うことが困難であるもの
・同僚又は部下からの集団による行為で、これに抵抗又は拒絶することが困難であるもの

「優位性を背景に」というのは、「上から下」とは限らず、「下から上」、いわゆる「逆パワハラ」も含むということですね。

 

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2019年11月01日