社員が業務災害、通勤災害にあったとき(11)給付基礎日額、算定基礎日額とは

障害補償給付の内容は前回ご説明した通りですが、この中で出てくる「給付基礎日額」、「算定基礎日額」という言葉の意味を改めてご説明しておきましょう。

障害補償給付だけでなく、労災保険給付全体に関係します。


◆給付基礎日額

「給付基礎日額」というのは、労働基準法の「平均賃金」に該当します。

要は1日あたりの賃金額ということ。

業務上または通勤途上の事故の発生日や、医師の診断によって疾病が確定した日の直前3ヶ月分の賃金総額を、その期間の暦日数で割ります。

ただし、この賃金には、賞与や臨時に支払われた賃金は除きます。

また、「直前3ヶ月」については、賃金締切日が定められている会社の場合は、直前の賃金締切日から起算します。


◆算定基礎日額

業務災害、通勤災害にあった場合、労災保険給付とは別に、「特別支給金」、「ボーナス特別支給金」という給付があります。

具体的な内容は項を改めてご説明しますが、このうち「ボーナス特別支給金」は、その名の通り、賞与をベースにした給付金です。
(なお、特別支給金は定額で決められています)。

ボーナス特別支給金の基礎となるのが「算定基礎日額」というもので、これは、業務上または通勤途上の事故の発生日や、医師の診断によって疾病が確定した日以前1年間に支給された賞与等の総額を365日で割って算出します。

 

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2019年10月30日