パワハラ防止講座⑨~どんな行為がパワハラになるのか①

どんな行為がパワハラになるのか~これについては、「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」がパワハラの概念や行為類型をまとめました。
まだパワハラに関する法的な定義がない中、この提言はパワハラになる・ならないを考えるうえで、準拠指標のひとつとなっていたと言っていいと思います。

その後、平成30年3月、「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会報告書」が出されました。
内容は上記円卓会議を踏まえてものとなっており、指針にも反映されるものと思われます。

ここでは、この検討会報告からパワハラの概念と行為類型を見ていきましょう。

 

◆パワハラの概念

報告書はパワハラを、以下の①から③までの要素のいずれも満たすものを職場のパワーハラスメントの概念として整理しています。

①優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
②業務の適正な範囲を超えて行われること
③身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること

パワハラ防止法とほぼ同じですね。
法には③の前段「身体的若しくは精神的な苦痛を与えること」という文言がありませんが、実際の判断でこの要素を無視するということはあり得ないと思われます。

次回はこの3つの要素について詳しく見ていきましょう。

 

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2019年10月29日