労働時間をめぐるトラブルと就業規則⑧~休日出勤命令は拒否できる?①

◆事例

Aさんは消費財メーカーの営業部員です。

会社では新製品キャンペーンを、1ヶ月間、毎週土日に行うこととなり、営業部員に担当日程が割り振られました。

第1回目のキャンペーンを実施したところ、割り当てた人員では人手が足りないことが判明、各日の要員を増やすことになり、Aさんにも、元々の担当日に加え、別の日の出勤が指示されました。

ところが、指示されたその日は既に用事が入っていました。
そのため、上司に「この日は無理です」と言ったのですが、上司は業務命令には従わなくてはならない、指示された日に出勤するのが社員の義務だと取り合ってくれません。

 

◆問題の所在

この前の事例とは異なり、これは上司からの残業・休日出勤命令に関する問題です。
(就業規則に休日出勤を命じることがある旨明記されているものとします)

上司の残業・休日出勤命令は絶対的なものなのか?
私的な用事や個人の事情は配慮されるべきものなのか?配慮される場合、それはどの程度か?平日の残業命令と休日出勤命令では同じなのか異なるのか?

こうしたことがポイントになります。

そして、それを踏まえて、Aさん本人、そして上司はどう対応するのがいいかを考えてみたいと思います。

 

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2019年10月28日