パワハラ防止講座④~パワハラは会社に何をもたらすか

パワハラは様々なものを会社にもたらします。
当然、いいことはひとつもありません。
パワハラによって引き起こされるものは総じて「リスク」と捉えられます。

パワハラがもたらすリスクは、次の3つに分類整理できます。

・戦力ダウンリスク
・コンプライアンスリスク
・レピュテーションリスク

◆戦力ダウンリスク

パワハラを受けて平気な顔でいられる人はそう多くはありません。
ほぼ間違いなくやる気が奪われていきます。
また、メンタルヘルス不調になることも少なくありません。

職場全体の雰囲気も悪化します。
同僚などが日々パワハラ行為を受けているのに接していて、平静な気分ではいらることはありません。
職場の空気は澱み、活力がなくなります。

こうしたことは全て、部署全体、会社全体の戦力ダウンにつながっていきます。
当然、業績にも悪影響を与えます。

◆コンプライアンスリスク

・パワハラを受けて精神的なダメージを受けた
・メンタルヘルス不調になった
・会社を辞めることになってしまった

このような場合、本人あるいは遺族が訴訟や労働審判に持ち込まれることも少なくありません。
敗訴となった場合は当然、賠償金などの支払いが必要になりますし、和解の場合も和解金が発生します。

金銭だけの問題ではもちろんありません。
勝ち・負けにかかわらず、裁判は大変な労力がかかります。
裁判に比べれば簡便とされる労働審判でも、決してラクではありません。

これまではパワハラを直接扱った法律は存在しなかったため、不法行為や債務不履行の枠組みで訴訟が提起されていました。
法制改正により、パワハラ防止が明確に会社の義務として定められ、指針も今後出てきます。
裁判に当然影響があるものと思われます。

◆レピュテーションリスク

風評被害によるリスクです。
「会社でパワハラトラブルが起こっている」、「パワハラで裁判を起こされている」という噂が立てられてしまった場合、会社は大きなダメージを被ります。

インターネット、SNSを誰もが使う時代、負の噂はあっという間に拡散します。


このようなリスクを引き起こさないためにも、パワハラ対策をしっかり取るようにしなくてはならないのです。

 

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2019年10月08日