パワハラ防止講座③~職場で起こるハラスメントには何があるか

前回、ハラスメントには様々な態様があるとお話しましたが、職場で起こるハラスメントは主に次の4つになります。

・セクシュアル・ハラスメント(セクハラ)
相手方の望まない性的言動等により、他の社員に不利益を与えたり、就業環境を害すると判断される行為

・パワーハラスメント(パワハラ)
職権を背景に業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為

・マタニティ・ハラスメント(マタハラ)
妊娠・出産・育児・介護に関する不適切な言動により、他の労働者に精神的・身体的な苦痛を与えたり、就業環境を害するような

・モラル・ハラスメント(モラハラ)
精神的な暴力、嫌がらせ

これらは個々に独立しているとは限りません。
ある行為が、複数のハラスメントにまたがっていることは珍しくありません。
たとえば、セクハラは職権を背景にしていることが多く、その場合、パワハラの要素も併せ持ちます。
また、セクハラ、パワハラ、マタハラは身体的な暴力だけでなく、精神的な暴力を伴うことが多いです。したがって、モラハラの要素ももちます。

したがって、あるできごとに対して「これはセクハラ、パワハラのどっちなんだろう」と思い悩むのはあまり意味がありません。
それぞれのハラスメントの定義などを正しく理解し、それぞれのどの要素が入っているのかを考えていくのがいいでしょう。

 

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2019年10月03日