社員を定年後、再雇用するときの社会保険・雇用保険(5)

高年齢雇用継続基本給付金の支給申請は本人が行うことになっていますが、本人が同意すれば事業主が行うことができます。(こうすることが多いです)。

受給にあたって最初にやるべきことは、次の2つです。

・60歳時の賃金登録
・受給資格確認、支給申請

<60歳時賃金登録>

給付金は、60歳時点の賃金に対する支給対象月の賃金の比率(低下率)に対応して支給されます。

そのため、60歳の時の賃金がいくらだったのかを登録しておく必要があります。

手続としては、「雇用保険被保険者60歳到達時等賃金証明書」を後述の支給申請書類と一緒に、事業所を管轄する公共職業安定所に提出します。

この証明書は、退職時に提出する離職証明書と似たようなフォーマットになっており、60歳到達時から遡る1年分の賃金額を記入します。
時間外手当、通勤手当など、支払われた賃金額すべて(賞与等を除く)を記入します。
通勤手当は月割りにします。

証明書記載の期間に対応する賃金台帳、出勤簿を添付します。

<受給資格確認、支給申請>

「高年齢雇用継続給付受給資格確認票・(初回)高年齢雇用継続給付支給申請書」を、初回の支給対象月の初日から4か月以内に、事業所を管轄する公共職業安定所に提出します。

支給対象月に対応する賃金台帳、出勤簿および本人の生年月日を証明する書類を添付します。

また、支給申請書に振込先金融機関の確認印を受けてもらうか、預金通帳のコピー(表紙とその裏面)を出してもらい、合わせて添付します。

<2回目以降の支給申請>

初回の支給申請等の手続きが終わると、その場で「高年齢雇用継続給付支給申請書」が交付されます。

2回目以降は2か月ごとに支給申請します。

 

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2019年09月09日