社員を定年後、再雇用するときの社会保険・雇用保険(3)

再雇用した社員の賃金が低下した場合、雇用保険から「高年齢雇用継続給付(高年齢雇用継続基本給付金)」という給付金が本人に支給されます。

この給付金を活用し、支払人件費を押さえつつ、本人の収入はそれほど減らないように再雇用者の賃金水準を調整している会社も少なくありません。

<支給要件>

高年齢雇用継続基本給付金を受けるためには、次の要件を満たしている必要があります。

・被保険者が60歳に到達した日において被保険者期間が5年以上あること
※60歳以後に被保険者期間が5年以上になった場合は、その時点で要件を満たしたことになります。

・賃金が、60歳到達時賃金の75%未満であること

・賃金が支給限度額未満であること
※支給限度額は毎年見直されています。

ここでいう賃金は、時間外手当、通勤手当などを含む、月例賃金すべてです。
通勤手当も入るという点が要注意です。

基本給などが同額であっても、住居地が異なる、すなわち、通勤手当の額が異なると、給付金の額が異なったり、場合によっては給付金が出ないといったことが起こるからです。

 

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2019年09月02日