人材の多様化と生産性の関係は?②~雇用形態の多様化、非正規社員の存在

働き方の多様化は生産性を向上させると経済財政白書は分析しています。
これを受けて、このコラムでは雇用の多様化と人事管理にまつわるお話をしています。

雇用の多様化は、①関係性の多様化と②働き方の多様化に分類でき、「関係性の多様化」は「雇用形態」と「会社と従業員の距離感」の2つになるというお話を前回致しました。

◆雇用形態の多様化

フルタイム・無期雇用正社員以外の、さまざまな雇用形態の人が多くの会社で働いています。

雇用形態の多様化は、いわゆる非正規社員の存在感の高まりと、新たな雇用形態の登場という2つのかたちをとっています。

パートタイマー、アルバイト、契約社員、派遣社員、請負社員といった非正規社員は以前から存在していました。

しかし近年の際立つのは、その存在感の高まりです。
それは質・量の両面においてです。

従来の日本の会社は、フルタイム・終身雇用の男性正社員が真ん中で大きなウェイトを占め、周辺をパートタイマーなどの非正規社員が点在しているというのが一般的でした。

しかし今では、非正規社員の割合は4割近くに達しています。
仕事の内容も補助的業務にとどまらず、責任・権限を伴う仕事を任される事例も増えています。

もちろんこれは、世の中全体の趨勢のお話です。
会社ごとに当然事情は異なります。
御社はどのような状況にあるか、きちんと把握することをお勧めします。

◆新たな形態も

非正規社員という形態は以前から存在していましたが、近年は新たな形態も現れています。
それが正社員の多様化です。
いわゆる「多様な正社員」とか「限定正社員」といわれるもので、具体的には次の3つになります。

①勤務地限定正社員
②時間限定正社員
③職務限定正社員

次回はこの多様な正社員について見ていき、引き続き「会社と従業員の距離感」のお話をしようと思います。

 

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2019年07月30日