就業規則は会社のルールブック①

就業規則を一言で言い表すと、「会社のルールブック」となります。
「会社の憲法」という言い方をする人もいますが、そこまで言うと、おいそれと変更できないものという印象を与えてしまいますので、「ルールブック」というぐらいが適当でしょう。

就業規則は何のためにあるのか?
「労働基準法で作成が義務づけられているから」
確かにその通りで、常時10人以上の労働者を雇用する事業所には作成・届出が義務づけられています。
しかしそれは、就業規則の一断面でしかありません。

就業規則が何のためにあるかと言えば、それは組織が成果を上げるためです。
組織は、複数の人が集まって、何らかの目標を達成するために存在します。会社組織であれば、その目標は利益を上げることになります。

組織とは何か、どのような組織がいいのかは、古今東西、数多くの専門家が理論を展開しています。ここでそこに立ち入るつもりはありませんが、究極のところ、組織を作るのは、一人ではできないことを実現するためです。

そして、人を集めて組織を作れば、そこにはルールが必要になります。
これがなくては、組織がその目標を達成することはできません。
たとえば、製造ラインがあるのに、そこで働く人が好き勝手な時間に出社していてはラインはまともに動きません。
そのために、始業時刻、終業時刻が就業規則で決められているのです。
したがって、会社で働く以上、就業規則の条項を守る必要がありますし、上司なら、部下にそれを守らせる必要があります。

このようなことを読むと、働く人はこんな風に思うかもしれません。
「就業規則って、会社に都合のいいことだけ書いて、従業員を縛るだけのものではないか」

これは大きな誤解です。

会社で働く目的には様々なものがあると思いますが、その中で大きいのは、やはり生活の糧を得るためです。

そのためには、会社がその目標を達成する、すなわち、利益を上げることが必須です。
ですから、組織目標を達成することは、そこで働く人のためにもなるわけです。

 

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2019年07月29日