社員が退職するときの社会保険手続(7)~定年再雇用時の同日得喪

社員が定年退職後、再雇用された場合、雇用関係は事実上継続しますので、特に手続きは必要ありません。

また、再雇用後の賃金が下がった場合、当然標準報酬も下がり、保険料も下がります。

しかし、通常の取り扱いだとこれは「月額変更」という、3ヶ月分の報酬を届け出るという手続きが必要です。
この3か月分の平均報酬を元に、4か月目から標準報酬が変更されます。

つまり、報酬が下がっても、保険料が下がるのは4か月後ということになります。


これに対して、「同日得喪」という特例が設けられており、これを使えば、再雇用された月、すなわち、報酬が下がった月から標準報酬が改定され、保険料も改定されますます。

これを使えるのは、60歳以上で、退職後継続して再雇用される人です。

具体的には、「健康保険・厚生年金保険資格喪失届」と「健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届」を同時に提出します。
その際に、労働契約書の写し、就業規則などを添付します。

 

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2019年06月21日